今から20年ぐらい前20代の頃から、テレビのダッシュ村を観たり、本屋に並んでた自休自足という雑誌を買って読んだり、いつか将来こういう農ある暮らしをしてみたいと憧れていました。
そして2003年頃読んだ本の中で、近い将来資本主義が崩壊するかもしれないという内容を知り、じゃあ崩壊したその後はどうすれば?と考えると自分の中では、これからは農しかないという結論に至り、農的暮らしにますます憧れていました。
そして、2008年にホームページをつくり農ライフといつものを勝手に提唱し、2009年に農ライフミュージックという音楽アルバムをつくり、2010年に農ライフスタイルという雑誌をつくりました。
が、憧れや提唱する方が先でまだまだ自分で実践してるレベルまではいっていませんでした。それがスイッチが入ったのが、2011年の311。その時東京に住んでいましたが、早速千葉県の鴨川市に古民家を借りて、雑誌農ライフスタイルをつくった仲間達にも声をかけシェアハウスという形で農ライフを実践する第一歩を踏み始めました。隣町の田んぼを借りて田んぼの師匠に米づくりを教わり、これまた近くにあったかずさの森森林塾というところでは小屋作りやチェーンソーの使い方など自然の中で生きていく知恵を勉強させてもらいました。
そして、リヤカー日本一周の旅を挟み三重県の熊野で奥さんと出逢い結婚。3年前からは山口県の向津具半島で暮らしています。今住んでいる場所はまさに農ライフに適した自然豊かな環境。
農ライフができる環境に住んでいるけど、子どもが生まれたばかりという状況もあり、お米づくりは小さい範囲でやっていましたが、本気の農ライフはまだまだという状況でした。が、本当に自分達が理想とする暮らしを実践するんだ!とまたまたスイッチが入ったのが今回のコロナ騒動でした。
今まで細ぼそとやっていた畑のほうも大きく広げ、今年は色んな野菜を植えています。 コロナ直後は、食料危機が来るかもという恐怖や恐れによって闇雲に畑を開墾していましたが、今思うのは、やはり人間、恐怖や恐れで動くよりもワクワクや楽しさで動くべきだなと思います。
むかしから、ずっとずっとやりたかった暮らしをいま実践できることに感謝!
